消化器科

消化器科では、主に以下のような診療を行っています。

  • 上部消化管(食道・胃・十二指腸)内視鏡検査
    胃・十二指腸潰瘍の診断と治療およびその要因の一つであるヘリコバクター・ピロリ感染症に対する除菌療法、悪性腫瘍の早期発見と治療など
  • 下部消化管(大腸・直腸)内視鏡検査
    炎症性腸疾患、ポリープ、大腸がんなどの診断と治療)を積極的に行っております。
  • 胆道疾患・膵疾患の診断と治療
    胆嚢結石、胆嚢ポリープ、膵腫瘍の診断や閉塞性黄疸に対するドレナージ術、総胆管結石に対する内視鏡的治療など
  • 慢性肝疾患(特にC型肝炎)の診断と治療
    インターフェロン療法、リバビリン併用療法など
  • 肝硬変の治療および合併症としての肝がんに対する診断と治療
    腹部超音波検査、CT、MRI、腹部血管造影検査や肝動脈塞栓術・亜区域塞栓術、経皮的エタノール注入療法、マイクロ波凝固療法など
  • 食道静脈瘤に対する治療
    内視鏡的結紮術・硬化療法など

診療・活動内容

  1. 平成18年度より最新の特殊光観察装置(NBI narrow Band imaging 狭帯域光観察;粘膜表層の血管の走行状態を描出し、粘膜表層を高コントラストで観察でき、診断に重要な微細な模様をとらえることが可能)を備えたオリンパス社製EVIS LUCERACLV-260SL内視鏡システムを導入し、各種内視鏡機器を使用した検査および内視鏡治療を行っています。
  2. 当科においては、内視鏡治療(消化管出血に対する止血・ポリペクトミーや早期悪性腫瘍粘膜切除術、総胆管結石に対する砕石術、閉塞性黄疸に対する内視鏡的ドレナージやステント留置、胃ろう造設術など)が増加しています。

当院での最近6年間の内視鏡検査(上部消化管および大腸内視鏡)検査の概要を示します。

ERCP(内視鏡的逆向性胆管膵管造影)検査は、MRIでも代用できますので、最近では、閉塞性黄疸や総胆管結石などに対する内視鏡治療がほとんどを占めるようになってきています。

大腸内視鏡検査は最近特に検査数が増加してきており、内視鏡下に発見される大腸癌も増加してきています。また、組織検査(生検)を要するポリープなどの何らかの異常を認める場合が40~50%に認められます。急な下血で受診された場合では、虚血性腸炎の方が多くなっています。

担当医

林 重仁(はやし しげひと)消化器科部長 内科専門医
消化器病専門医
肝臓専門医
福野 天 (ふくの ひろし)消化器科医長 消化器病専門医
肝臓専門医
消化器内視鏡専門医
津保 友香(つぼ ともか)消化器科医師

医療設備

EVIS LUCERACLV-260SL 内視鏡システム

 

内視鏡検査について

当院では以下の表の様な割り振りで検査を行っています。検査は予約制で、上部消化管(食道・胃・十二指腸)内視鏡検査は(月)~(木)の午前中、大腸内視鏡検査は(月)~(金)の午後に行っています。
大腸内視鏡検査の場合、検査当日は絶食(水分は可)で朝より来院していただき午前中前処置(約4~5時間かかります)を行い、検査は午後より施行しています。

検査時刻 午前 09:00~12:00 午後 13:00~16:30
上部消化管内視鏡検査
腹部超音波検査
大腸内視鏡検査
上部消化管内視鏡検査
腹部超音波検査
大腸内視鏡検査
上部消化管内視鏡検査 大腸内視鏡検査
上部消化管内視鏡検査
腹部超音波検査
大腸内視鏡検査
腹部超音波検査 大腸内視鏡検査

さて、大腸内視鏡検査に関し検査手順や前処置用下剤(ニフレック(R))の飲み方、副作用等について患者様からよく質問をいただきます。
当院では、患者様に対する説明用に《大腸内視鏡検査を受けられる患者様へ》と題したパンフレットおよび《大腸内視鏡検査クリティカルパス》を作成しております。
便秘がひどい方は前処置用下剤が効かなかったり、副作用のおそれがありますので検査前日までに便通調節が必要です。
また、内視鏡検査は循環動態に影響を与えますので、不整脈や高血圧の方は薬を服用していただくようにしております。ただし、抗凝固療法中の方は組織検査(生検)時に出血のおそれがあり事前に休薬をお願いしております。