外科

“Minimum Invasive Surgery”をモットーに患者様の身体的負担が少ない腹腔鏡下手術を積極的に取り入れています。胆石症はもとより、早期胃癌、大腸癌、両側鼠径ヘルニア(いわゆる脱腸)等を主な対象疾患としています。また、鼠径ヘルニアでは日帰り手術も可能な局所麻酔下での手術を行っており、術当日からの歩行が可能です。

診療・活動内容

甲状腺・副甲状腺の治療

■ 甲状腺
“Minimum Invasive  甲状腺は首の気管の前で蝶々のような形をしていて正常では触っても触れません。重量は大体20gr位です。ここからは甲状腺ホルモンが分泌されています。甲状腺ホルモンは体の新陳代謝を盛んにする働きがあり、サイロキシン(T4)・トリヨードサイロニン(T3)の2種類があり、T3がT4の3~4倍の生物学的活性があります。普通投与されるのはT4製剤です。甲状腺の病気の中で最も多いのが橋本病(慢性甲状腺炎→甲状腺機能低下症)であり、ついで甲状腺腫瘍(腫瘤・しこりともいい、良性と悪性がある)、バセドウ病(甲状腺機能亢進症)などがあります。甲状腺の病気は圧倒的に女性に多く約90%を占めています。また比較的若い人に発症する傾向があります。橋本病は甲状腺ホルモン剤内服で大体良くなります。バセドウ病の治療方法には内服・手術・放射線の3種類が有ります。まず最初は内服治療が行なわれ年齢・症状等により手術・放射線治療が行なわれることがあります。

甲状腺の診療は触診・ホルモン検査・超音波検査・細胞診が中心となり1回か2回の外来検査でほぼ治療方針が決まります。外科手術の対象となるのは悪性(がん)のものや、良性でもしこりが大きいもの(約3cm以上)、内服治療が困難なバセドウ病などです。ただ幸いなことに甲状腺癌の場合ほとんど(80~90%)が予後良好な乳頭癌(10年生存率95%くらいあり)でありきちんとした手術をすれば完全に治ることが多いのです。入院期間は悪性・良性問わず1週間前後で大丈夫です。

■副甲状腺
副甲状腺は甲状腺の後ろに左右2個ずつ、計4個ありますが小さいので(大体1個30mg位)手術の時には見つけにくいものです。副甲状腺ホルモンが過剰に分泌される状態を副甲状腺機能亢進症といいます。どんな症状が起こるかといいますと腎・尿路結石になり腎機能障害、血液透析が必要になることがあります。また骨がもろくなり骨粗しょう症になり骨の変形・骨痛・歩行困難になります。治療は手術が一番いい方法で腫大した副甲状腺を摘出するだけで劇的に良くなります。入院期間も甲状腺の場合と同様1週間前後で十分です。血液透析のために副甲状腺機能亢進症になることもあります。骨・関節痛、かゆみ、筋力低下などの症状がでてきます。この場合も手術が有効な治療法で4腺全部摘出してその一部を自家移植するのが標準的な手術です。当院でも血液透析を行なっているので手術適応例には行なっています。
甲状腺・副甲状腺の病気は手術をすることで、その臓器の持っているホルモン機能を正常化させるのが目的です。ですから単に病変部を切除すれば治ると言うものではありません。
そういうわけで、できるだけ専門医に診てもらったほうがいいと思います。

 

担当医

須見 高尚(すみ たかなお)診療部長 外科専門医 透析専門医
齋藤 勢也(さいとう せいや)外科部長 外科専門医 呼吸器内視鏡専門医
本田 純子(ほんだ じゅんこ)外科部長 外科専門医 消化器内視鏡専門医
澤田 徹(さわだ とおる)外科医長 外科専門医

施設認定

日本外科学会外科専門医制度関連施設
日本乳癌学会認定医・専門医制度関連施設

NCD登録について

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