重症心身障害児(者)病棟プロジェクトチームの取り組み

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プロジェクトチーム

 東徳島医療センターの重症心身障害児(者)病棟では、口腔ケアプロジェクトチーム、摂食・嚥下プロジェクトチーム、ポジショニングプロジェクトチームの3チームを結成し活動しています。

 

口腔ケアプロジェクトチーム

 口腔ケアプロジェクトチームは、患者様の口腔ケアの向上を図ることを目的に活動しています。毎日の口腔ケアは、給水吸引ブラシを使用して行っています。歯磨き時に、水を流しながら(給水)歯磨き、汚れた水や唾液を給水するという方法です。この方法により、うがいができにくい患者様の口腔内の清潔が保たれています。
 また、患者様の口腔内健診を徳島県口腔センターの歯科医師により年1回、板野郡歯科医師により週1回行っています。病棟の看護スタッフは、口腔ケアが十分に行えているか、自己評価や他者評価を行い、自分達の口腔ケアの技術の向上を図っています。

 

摂食・嚥下プロジェクトチーム

 私たちは、患者様の摂食・嚥下機能の向上と維持を図ることを目的に、栄養士と各病棟の看護師がチームを組んで、患者様が食事をおいしく、楽しく、安全に摂取できるように取り組んでいます。
 毎月1回、徳島大学ヘルスバイオサイエンス研究部教授による摂食・嚥下機能の評価のラウンドを実施し、食形態の見直しや食事介助時のポジショニング方法・摂食機能訓練法などの指導を受けています。また、摂食・嚥下機能評価をもとに患者様個々に合った看護計画の立案・評価・修正を行い、全スタッフが統一した食事援助が行えるように情報の周知や学習会の開催を行っています。

 

ポジショニングプロジェクトチーム

 ポジショニングとは疾患や麻痺・拘縮、筋力低下などの状況に合わせて、クッションなどを活用し、患者様が身体的にも精神的にも安楽な体位を保持できるように、援助を行うことを言います。ポジショニングは、褥瘡の予防、リラクゼーションの提供、良肢位保持や異常緊張を抑制することによる変形・拘縮の予防などを目的に行っています。

 重症心身障害児(者)病棟には、疾患による脊柱の側弯や筋緊張の異常から、みずからの身体を支え、姿勢を保持することができない患者様がいらっしゃいます。姿勢を保持することができないために、変形や拘縮が悪化してしまい、特定の姿勢の固定化を引き起こてしまいます。そのことによって、更には嚥下・呼吸・消化・循環機能の低下につながる可能性があります。
 そこで、患者様1人ひとりの目的に適した姿勢(体位)が安全で快適に保持できるよう、理学療法士や作業療法士とともにチームで活動しています。ポジショニング時の注意事項をスタッフと共有し、スタッフ全員が継続して関わることができるようにしています。また、定期的にポジショニング実施後の評価を行い、患者様の状況を把握できるようにしています。患者様の緊張が取れて、表情が穏やかになり、「何か、楽そう」と感じられると、拘縮の改善が期待できるのではと、うれしくなります。これからも患者様の穏やかな表情が増えるように、活動していきたいと思います。